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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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(じょう)は、部屋内に何枚の畳が敷き詰められているかで部屋の大きさ(床面積)を表す単位。本来

実は畳のサイズには、上記のような概念は無い。一般的な概念としては上記で問題ないのだが、規格という言葉が当てはまる物ではない。

畳のサイズに違いが出たのは、もともと一間(いっけん)という、税金の概念が出始めた時代の影響である。秀吉の時代に柱の外から外までを一間と定めたが、江戸時代には柱の内から内までを一間として、事実上の増税を行った。その時代の建築では、この一間の検知棒を基準にして建物を造ったと考えられ、殆どの造作物が検知棒の長さを一つの単位とすることになる。これによって、畳もおおよその平均が出来○○間といわれるサイズが多くなっただけである。

ただし現代・近代の建築では、畳をあらゆる大きさの部屋に合わせる必要から、定規を使う必要が出来、その当時に使っていた尺定規をつかったものが6尺×3尺の名残として残っている。尺貫法改正や、現代のハウスメーカーがメートル法を使い慣れるにあたり、メーターモジュールの畳ができあがる。製作基準としては6尺×3尺未満であるか、2000mm×1000mm未満であるかの違いのみである。

は、実際に畳が敷かれている部屋(和室、日本間)の畳の枚数で床面積を表すものだが、畳が敷かれていない部屋の場合でも一般的な畳の大きさに基づいて面積を計算し便宜的に「じょう」で床面積を表す場合がある。ただし、畳の大きさには複数の種類があるので、どのサイズの畳に基づくかによって面積は変わるので注意が必要である。

(たたみ)は、日本で利用されている伝統的な床材である。 芯材になる板状の畳床(たたみどこ)の表面を畳表(たたみおもて)でくるんで作る。縁には畳表を止める為と装飾を兼ねて、畳縁(たたみべり)と呼ばれる帯状の布を縫い付けるが、一部には縁の無い畳もある。

畳には縦横比が2:1になっている長方形の一畳サイズと、これを横半分にした正方形の半畳サイズの2種類がある(以下の記述は特に断らない限り一畳サイズに関するもの)。大きさは3尺×6尺(910mm×1820mm)のものが基本となるが、部屋の寸法に合わせて注文生産される場合が一般的なのでサイズは一定していない。一般的な規格としては、京間(本間)、中京間(三六間)、江戸間(関東間、五八間)、団地間(公団サイズ、五六間)の四種類が有名である。この他にも地域ごとに様々な規格が存在する。

乾燥させた稲藁を強く圧縮して縫い止め、厚さ5cm程度(標準的には5.5cm)の板状に加工するのが最も伝統的な製法であり、藁床(わらとこ)と呼ばれる。稲作の副産物として生じる稲藁を有効に活用したもので、適度な弾力性、高い保温性、室内の調湿作用や空気浄化作用など高い機能をもつ。

しかし、近年では材料の入手が困難であること、製造が難しいこと、重くて取り扱いが面倒であること、ダニ等の害虫が繁殖しやすいこと、カビが生えやすいこと、などの理由から新素材が利用される場合が多い。木材のチップを圧縮成形したインシュレーションボードや発泡ポリスチレンを単板あるいは積層させたもので、建材畳床(けんざいたたみどこ)、または化学床(かがくとこ)と呼ばれる。安価で軽く、階下への防音性能に優れるが、踏み心地や通気性では藁床に及ばないと言われている。

い草または七島い草(しちとういぐさ)の茎を乾燥させて織ったござで、様々な織り方がある。い草を緯糸(よこいと)、麻糸か綿糸を経糸(たていと)にして織り上げるが、ほとんどは一目の中に経糸を2本ずつ織り込んだ諸目表(もろめおもて)と言われる織り方である。縁無し畳には、一目に経糸を1本ずつ織り込んだ目積表(めせきおもて)という織り方のものが利用される。

年月が経つと擦り切れるため、業界団体などは3年から5年に1度を目安に畳からはがしてひっくり返したり(畳返し)、新たな物に張り替える(表替え)ことを勧めている。[1]

飲食店ではタバコの焼け焦げや食べこぼしなどで傷が付いたりシミが出来ることがある。それを見込んで、近年は深夜に表替えを行う畳屋がある。

畳表は畳床と異なり現在でも天然素材が一般的だが、合成繊維を織った畳表や合成樹脂の表面に畳の目を型押ししたシート状の畳表もある。

一般的に畳床を畳表で包むとき、長手方向には畳表を巻き付けて裏側で畳床に縫い付ける(この側面部を"框"かまちという)が、横方向は畳床の幅に合わせて畳表を切り揃えてしまう。切り放しのままでは畳表が固定されないので、畳縁で切り口を隠すと同時に畳床に縫い付けて止める。

畳床を畳表で包むときに、縦方向だけでなく横方向にも巻きつけて、折り込むように裏側で縫い付けると縁無し畳となる。ただし、一般的な畳表(諸目表)を横方向に巻き付けようとしても緯糸のい草が鋭角的に折れ曲がっていまい上手くいかない。縁無し畳の場合には織り目が詰んでいる目積表(めせきおもて)が一般的に利用される。

畳縁は目立つので、色や柄で部屋の雰囲気が大きく変わる。昔は、身分等によって利用できる畳縁に制限があった。

日本家屋は3尺×6尺(半間×1間、910mm×1820mm)という寸法が全ての基本となっており、これを尺モジュールという。畳もこの寸法が基本となるが、2:1の縦横比が崩れないように長さを増減した各種の規格が存在する(半畳サイズの畳は1:1の縦横比)。以下は1畳サイズの各種規格である。

京間(きょうま)、本間(ほんま)、本間間(ほんけんま)
3尺1寸5分×6尺3寸(955mm×1910mm)のサイズ。主に関西・中国・四国・九州で使用されている。
中京間(ちゅうきょうま)、三六間(さぶろくま)
3尺×6尺(910mm×1820mm)のサイズ。主に愛知・岐阜・三重県の中京地方や福島・山形・岩手の東北地方の一部、および北陸地方の一部と沖縄、奄美大島で使用されている。
江戸間(えどま)、関東間(かんとうま)、五八間(ごはちま)
2尺9寸×5尺8寸(880mm×1760mm)のサイズ。関東、東北、北海道など東日本の大部分の地域で使用されており、現在では全国的な標準規格になりつつある。
団地間(だんちま)、公団サイズ(こうだん―)、五六間(ごろくま)
2尺8寸×5尺6寸(850mm×1700mm)のサイズ。公団住宅、アパート、マンション等、共同住宅や高層住宅のほとんどで使用されている。

畳は、中国から伝播したものではなく、日本で発展してきた敷物であり、原始的な毛皮や筵などの敷物に縁をかがるなど成形技術などが加わり、発展して成立したものと考えられている。

畳の原形となるものの成立は古く、既に古事記の中に「皮畳」、「絹畳」、「菅畳」の記述が見られるほか、正倉院には聖武天皇と皇后が使用した畳(薄い筵にい草の表が張られ、縁かがりがされているもの)が残されている。

現代の畳に近づくのは平安時代に入ってからであり、厚みが加わるとともに大きさの規格化が進められている。延喜式では、階級により大きさや縁の色が定められている。平安時代までは板床に敷くクッションの一種の様な感覚で使われていたが、鎌倉時代に入ると、部屋全体に畳が敷かれる様式が定着。江戸時代に入ると、畳そのものが重要な建築物の要素として見なされるようになり、城や屋敷の改修工事を司る役職として畳奉行が任命される例も見られた。

最近は生活の洋風化に伴い畳を敷き詰めるのではなく、平安時代のようにクッションとして1枚から数枚程度板間に置く、という形が復活しつつある。

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