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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

(かみ)とは、人間の及ばぬ知恵・知識・力を持つとされる存在の一種で、人間を含む生命やこの世界そのものなどを創り出した存在であるとされることもある。人知を超えた力や運命と関連づけられ、信仰や畏怖の対象となる。

世界的に見ると、神を信じている人は多く(アブラハムの宗教だけでも30億人を超える)、神に基づいて自身の生活様式を整えている人、"神とともに生きている"と形容できるような人は多い。一方日本に限って見ると、日常生活においては神をさほど意識していない人が多数派であるようだ。

人知を超えた存在であると考えられることや、人間や動物のように社会や自然の内に一個体として存在していることは観察できないことから、神の存在を疑う者も多い。神が存在しないと信じている者は無神論者と呼ばれ、神が存在するかどうかを知りえないと考える者は不可知論者と呼ばれることがある。

神がどのような存在であるかについての様々な考え方は、宗教や哲学などに見ることができる。以下にその主なものを挙げる。これらの考え方の中には、両立可能なものもあれば、そうでないものもある。

  • 造物主(ギリシア語ではデミウルゴス)、第一原因としての神。全ての物事の原因を辿って行った時に、全ての原因となる最初の創造(創世)行為を行った者として、想定される神。
  • アニミズム(汎神論)における神。洞窟や岩、山、(泉、)など自然界の様々な物事(あるいは全ての物事)に固有の神。それらの物事に「宿っている」とされる。
  • 守護神、恩恵を与える者としての神。神は祈り、信仰、犠牲などに応じて現世や来世における恩恵を与えてくれる存在であるとする考え方がある。
  • 人格神。神が人と同じような姿や人格を持つとする考え方がある。
  • 現実世界そのものとしての神。この世界のありようがそのまま神のありようであるとする。例えばアインシュタインやスピノザはこのような考え方を採ったことで知られている。汎神論。

    一神教では『唯1つの神』を信じるため、自宗教を絶対化して他の宗教に対して排他的になる側面もあるが、自宗教の絶対性と神の絶対性の区分を学んだ場合そこから他宗教との共存と和解を目指す思想が生まれる側面もある。一方多神教は多数の神を信じる為他宗教の神を自宗教の神に取り入れやすく、その点に於いて寛容の思想が生まれうるが、一神教に見られるように『唯一の、万民の為の神』を信じないため、取り入れないと決めた信仰に対しては強い排他的側面を見せうる。


    一神教においては、神は唯一の絶対的な超越者であり、人間とは決定的に異なる存在である。神の以前には何も存在しない。

    多神教においては、多数の神が同時に考えられ、しばしば一神教の神より人間的で過ちも犯す存在である。 自然の存在や現象が神となることもあれば、実在の人間が信仰を集め神となることもある。

    実在した人を起源に持たない神を以降「自然神」と記述する。自然神には、自然の一部、太陽や山や川、岩や古木などが信仰の対象になり、しばしば人格を持つ神へと昇華されたもの、あるいは、哲学的概念が神格化されたものなどがある。

    実在した人を起源に持つ神を以後「人間神」と記述する。生前に著名な働きをしたり、神との接触を得た人間などが神として信仰されるものである。

    日本の神道では有力者が悲痛な最期を遂げ、その後に大きな災害などが起きた場合、その人物を大きく祭りあげる事がある(例: 御霊信仰)。災害の原因をその者の怨みにあるとして、祭りあげることで怨みを解消し、さらには災害をもたらした強大な力が自分たちに利益をもたらしてくれることを期待する。(祟り(たたり)の神を、逆に守護神へと転化する例)

    一神教の例として、アブラハムの宗教のユダヤ教、キリスト教、イスラム教がある。

    いずれも、旧約聖書を経典とし、同一の神を信じている。ユダヤ教においてはモーセの時代にそれ以前の宗教から新しい体系が作り上げられたとされる。ユダヤ教を元に、イエス・キリストの教えからキリスト教が誕生し、さらにムハンマド・イブン=アブドゥッラーフによってイスラム教が生じた。

    これらは一神教ではあるが、神以外にも人間を超えた複数の知的存在があることを認めている。天使が代表例であり、人間以上だが神以下の存在である。天使はある時は普通の人の形をして現われたり、人とは違う形をして現われたりする。「神の働き」は神だけが行うことができ、その他の存在は「神にお願いすること、執り成しができる」だけである。聖母マリアへの信仰も、厳密には敬愛であり、少なくとも教義上では区別している。聖母マリアはお願いをイエス・キリストに伝えてくれる存在ではあるが、神と同等の存在ではない。

    またキリスト教では、聖人が特定の地域、職種などを守護したり、特定のご利益をもたらすとするという信仰がある。イスラム世界ではジンという人間と天使の間に位置する精霊が想定されている(『千夜一夜物語』(アラビアン・ナイト)に登場する魔法のランプのジンが有名)。

    実際、一神教内部においても例えばインドのように多神教を信仰している人々と共存している地域だと、一神教の人々も場合に応じて多神教の聖地を崇拝したり神格のようなものを認知することがしばしば行なわれる。成文化された教義と現実的な宗教行為が齟齬することも多く、宗教と社会の関係は動態的に捉えなければ単純な図式化に陥る可能性が有る。神教の例として、インドのヒンドゥー教と日本の神道がある。どちらも、別の宗教の神を排斥するより、神々の一人として受け入れ、他の民族や宗教を自らの中にある程度取り込んできた。明治の神仏分離令によって分離される以前は、神道と仏教はしばしば神仏や社寺を共有し混じりあっていた。ただし、教義上の論争は多神教どうしでも激しく行なわれていたし、実際に他宗教他宗派を弾圧することもあり、必ずしも多神教が寛容で一神教が排他的であるとも言えない。

    ヒンドゥー教の人間神は、自然神の生まれ変わりであったり、生前に偉大な仕事をなした人であったりする。 現在のヒンドゥー教は、次に挙げる三つの神を重要な中心的な神として扱っている。

    シヴァは世界の終わりにやって来て世界を破壊して次の世界創造に備える役目をしている。実在した人物とも言われ112の瞑想テクニックなどを残している。

    ヴィシュヌは、世界を三歩で歩くと言われる太陽神を起源としており、世界を維持する役目がある。多くのアヴァターラとして生まれ変わっており、数々の偉業をなした人々が、ヒンドゥー教の体系に組み込むために、ヴィシュヌの生まれ変わりとされた。仏教の開祖ゴータマ・ブッダも、ヒンドゥー教の体系においてはヴィシュヌの生まれ変わりとされ、人々を惑わすために現われたとされる。

    ブラフマン(梵天)は、世界の創造と、次の破壊の後の再創造を担当している。対応する実在の人物はおらず、自然神として扱われる。人間的な性格は弱く、宇宙の根本原理としての性格が強い。なお、自己の中心であるアートマンは、ブラフマンと同一(等価)であるとされる(梵我一如)。

    なお、ヴェーダーンタ系の宗教でも、いわゆる「神々」に対する説明がある。七つの身体論によると第四身体に意識的に到達した人物が肉体を離れると、その空間(メンタル界)に意識的に留まることができ好きなだけ留まることができる。肉体を持たずにこの世界にやって来たり、影響を与えることができる。これが、いわゆる神々であったり、神のように振舞うことが出来ると考えられている。また、龍(ドラゴン)も神の一種とされる。

    仏教は本来は神のような信仰対象を持たない宗教であった。原始仏教は煩悩から解放された涅槃の境地に至るための実践の道であり、超越的な存在を 信仰するものではなかった。 現在は神と同じ様に崇拝されている開祖のゴータマ・シッダルタも、神を崇拝することを自分の宗教に含めず、また自身を神として崇拝することも許さなかった。

    時代が下るにつれ、ゴータマらの偉大な先人が、悟りを得たもの(仏)として尊敬を集め、崇拝されるようになり、仏教は多神教的な色彩を帯びていく。 仏教にはヒンドゥー教の神が含まれ、中国の神も含まれ、日本に来ては神道と混ざりあった。仏教が様々な地域に浸透していく中で、現地の神々をあるいは仏の垂迹本地垂迹として、 あるいは護法神として取り込んだのである。 大乗仏教では仏自体も事実上は有神教の神とほぼ同じ機能を果たしている。

    日本の神社で弁財天として祭られている神も、そもそもは仏教の護法神(天部の仏)として取り込まれたヒンドゥー教の女神サラスヴァティーであり、仏教とともに日本に伝わったものである。これはやがて日本の市杵島姫神と習合した。(神仏習合、本地垂迹説)

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