「日サロ」で中田 こんがり清原化

怪物が“こんがり王子”に変身した。日本ハムの高校生ドラフト１巡目ルーキー中田翔内野手（１８＝大阪桐蔭）が「日焼けサロン」を初体験した。２３日の合同自主トレ休日に、チームメートとともに千葉・船橋市内の店舗で紫外線を浴びてきたことを告白。沖縄・名護キャンプを前に“プロの顔立ち”となった中田は打撃の調子も上向き。２月１日のキャンプインへ向けて身も心も準備万端だ。

　もともと黒かった怪物の顔がさらに精かんさを増していた。中田は小麦色になった肌を撫でながら“初体験”をカミングアウトした。

　「初めて日サロ（日焼けサロン）に行ったんです。トレーナーさんから顔が引き締まって小さくなったと言われました」

　合同自主トレ休日だった前日に４年目の市川、ルーキー大平とともに外出。「興味があったわけではないですが思いつきで」と西船橋駅周辺の日焼けサロンへと足を踏み入れた。３０分１９５０円の“お試し価格”を選択した中田は、シャワー付き個室で全裸になるとカプセル型の最新鋭マシンの中へ。初体験とあって“弱”に設定して全身をこんがりと焼き上げた。

　「（カプセルが）狭くて怖かった。閉じこめられそうだったので、自分が出られるだけのスペースはきっちりあけました」と初体験の感想を語った中田だが、仕上がり具合には満足げ。あこがれの存在、オリックス・清原も日焼けサロンはお気に入りとあって「清原さんも行っているんですよね。黒い方が迫力あるように見えますか？引き締まったと言われるのはうれしい。通う？暇があれば…」とご機嫌だ。

　日焼けマシンを愛用するスポーツ選手は多い。清原や元日本ハムの新庄、サッカー界ではラモス氏もそうだ。昨年１２月にがんから復活したノア・小橋建太も復帰戦の前に精かんさを取り戻すため定期的に通っていた。体重１００キロ、胸囲１１０センチ以上と高校生離れした体格の中田だが、帽子のサイズは５６センチの“小顔”で笑うと可愛い童顔タイプ。寮の風呂場では「先輩の体はみんな大きくて線が太い。自分は脂肪ばかりだけど、先輩は締まっていて背中もたくましい」と衝撃を受けていただけに、狙い通りの姿に生まれ変わった。

　もちろん本業の方も好調だ。室内練習場のフリー打撃では快音を連発。屋外での打撃はキャンプまでお預けの方針とあって「スイングも安定してきたし、早く外で打ちたい。今はそればっかり思っている」と２月１日のキャンプインが待ちきれない様子だ。

　小遣い３０万円の怪物は１９５０円でプロの“見た目”を手に入れた。キャンプは１カ月。しゃく熱の沖縄・名護では日焼けサロンに通わずとも、たくましくなるはずだ。 出会い 裏バイト 不倫